《恐ろしい話》
【12月11日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=151円94銭【08:00現在】
※N.Y.ダウ:44,247.83 (-154.10)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:9067.0(-37)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.2235(0)
④金:2697.6(+32.7)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤68.59(+0.22)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1430円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. :1460円
※ニューヨーク為替引値(円)
151.94-151.97(0.75円安-0.73円安)
【12月10日:昨日の状況】
※国内銅建値1430円(12月10日より+30円)
《恐ろしい話》
※11月19日のコラムで(アーカイブから参照ください)、もともと
中国にそのまま輸出されていた雑線が、現在、日本国内で加工され
ている量と、会社の数を予想しました。
(以下抜粋)
3,000t 加工する会社 X1社 =3,000t
2,000t 加工する会社 X2社 =4,000t
1,000t 加工する会社 X3社 =3,000t
500t 加工する会社 X8社 =4,000t
100t 加工する会社 X20社 =2,000t
※34社で合計16,000t
※さて先日、このリストの上位に当たる、毎月グロス投入量で雑線
を1,000~2,000トン加工する会社(中華系)の社長とお会いしたと
きに、「雑線で雑ナゲットを作っても全然儲からない」という、な
んとも恐ろしい話を聞きました。(お前が言うか!?)
※まあ正確に言うと、赤字は出ていないが大儲けもできないという
のがこの方の、今年1年の総括だそうです。
※子会社で、同じ雑ナゲット加工を行っている身としては、
⓵そりゃ、そんな高値で雑線買ってりゃ、当たり前やろ!!
という、小怒り(しょういかり)、と、
⓶やっぱり、おたくも儲かってまへんか!という、小安堵
(しょうあんど)、二つの思いが交錯します。
※この1年で、この会社に利益が殆ど出ていないということは、
『量を沢山扱えば利益が出る(★注:規模の経済)』が完全に間違っ
ていることを証明しています。
※いっそ、上述リスト中の扱い量上位6社(小生の予想では、6社程
度)で、談合して、雑線の買値は全部〇〇〇円/㎏と決めて仕入れ価
格を下げれば利益が出るのでは?と思ってしまいます。(理論上市
場の3分の2を抑えられます)
※もしそのようなことをしていたら、公正取引委員会がチャチャを
入れてくるのでしょうか?
おまけ:
そもそも、中国系の社長方々が、日本の伝統芸「談合DANGOU」を
出来るのでしょうか?
★注:規模の経済
規模の経済とは、生産規模を拡大することで製品やサービスの単位
あたりのコストが低下する効果です。英語では「Economies of
scale」と表記されます。
《Google》
以上